天才ライダーグレる編

xxsidxx2005-07-05

苦悩しながらもR1-Zのカスタムに精を出す。
同時に劇画“キリン”に出会い、ポルシェをカタナで追いまわす姿に猛烈に感動した。
サーキット・レース至上主義であった私だが、かなり共感した。
レースで速い奴だけが凄い訳ではない。
公道にも凄い奴はゴロゴロいる。*1
私は急にミスターバイクを読み始め、仲間からバトルスーツのプロテクターを譲り受け、シンプソンを被った。*2
Gジャンの袖も切った。
我ながら悪そうで怖い。
似たような格好の人はリッターバイクばかりだったけど、バイクを買い換える気は無かった。
中型自二しか持ってなかったし、他に魅力を感じられる2サイクルが無かったし。
そんな中、転機が訪れる。
親友が大型自二の免許を取った。
漠然と「いつかは欲しい憧れの免許」だったものが、急に現実味をおびる。
2サイクルではないものの、折りしもリッターマシンが続々とリリースされるご時世。
片道40分も掛かる教習所へ行く事とした。
これが楽しかった。
ぶっ飛んだ先生達の教習はもう1度受けたい程。
詳しく書いてしまうとマズイかもしれないので、印象に残った先生の言葉を2つ。
「開けろ!もっとだ!まだまだ開けられるぞ!」「付いて来られるもんなら付いて来い!」
・・・・。
再びバイクを操る楽しさと難しさを学んだ。
で、免許が交付されると、やっぱり新しいバイクが欲しくなる。
少し前にR1-Zのエンジンからオイル漏れがあり、友達の勤めるバイク屋に持ち込んだ所、ほぼエンジンが終わってると言われたのもあった。
2サイクルは愛して止まないのだが、1万km程度で終わってしまうのでは困る。
苦渋の選択ではあったが、私は4サイクルに乗ることにした。
カタナやニンジャも候補にはあったが、GSX-R1000やR1に自然と目が向く。
本来の自分のあるべき姿とは・・・。

*1:実際サーキットに練習に行っても、自走で来たらしいナンバー付きの600に、えらい勢いで抜かれる事がある。

*2:やっぱり形から・・・