天才ライダー・・・じゃなかった編

xxsidxx2005-07-07

さて、ニューマシンを手にした私。
浮かれてはいたものの新たな問題。
いかんせん開けられないのだ。
いくら2サイクル250が早かったとはいえ、748ccが遅い筈はない。
開けられないストレスを感じ始めた頃、例のバイク屋に勤める友人がフライヤーを持ってきた。“ビッグサウンドラン”と書いてある。
サーキット走行会のお知らせだ。
彼はかつて80ccでレースをやっていた人物で、ファイヤーブレード所有。
スポーツ走行や草耐久に参加している。
そんな彼が私にサーキットを走れと言う。
私は尻込みした。
彼は言った。
「お前が俺にバイクの事吹き込んだんじゃないか」
・・・・
そうだったかもしれない。
彼とは高校時代に同じ部活だった。
私は彼に、乗った事も無いバイクの素晴らしさを語ったのだ。
彼は熱心に聞いてくれていた。
彼は卒業後に自動車系の専門校に進学し、在学中にレースを始めていた。
就職したディーラーもレース活動の為に辞め、小さなバイクショップに勤めたのだ。
私はビビりながらも走行会に参加する事にした。
その走行会がクセモノ。
いざ行ってみたら予選だ、決勝だとすっかりレースやん!!
散々なリザルトだった。
たかだか7周程度のスプリントなのに、周回遅れにされた。
でも楽しかった。
楽しかった。
やっと自分の居場所を見つけた。
随分と遠回りしたけど、私はやっとやりたい事を始めた。
あれから4年。
今年のビッグサウンドランで、私は3つ目のカップを狙いに行く。


我ながら格好良く結びましたが、750cc以下・ツインってカテゴリーは人気が無くって、参加台数が少ないんですけどね(汗!)